各相続人が取得した財産の価額から、被相続人の債務や葬式費用を控除して相続税を計算します。ただし、債務控除の適用を受けることができるのは、財産を取得した相続人に限られています。
被相続人の債務などのマイナスの遺産を、相続する遺産総額から差し引いて相続税を計算出来ます。また、未払いの税金や葬式にかかった費用も債務として控除することが可能です。
マイホームやマンションのローンのほか、金融機関からの借金、未払いの医療費、事業の売掛金や未払金などが控除の対象となり、その額を遺産総額から差し引くことが可能です。税金では、延納中の所得税や相続税、贈与税のほか、固定資産税、住民税などの額を控除することが可能。また、埋葬や火葬、納骨などの葬式費用や、死体の捜索、遺体や遺骨の運搬にかかった費用も遺産総額から控除出来ます。
但し、被相続人の未払いの罰金や、生前に購入した仏壇の未払い金、相続登記費用は控除の対象となりません。また、葬式費用の中でも、香典返しおよび墓石、墓地の購入費用も控除の対象とはならず、遺産総額から差し引くことは出来ません。
司法書士法人TOTは、司法書士、1級FP、相続アドバイザー、弁護士、税理士、不動産鑑定士、
宅地建物取引主任者、社会保険労務士等が在籍する「相続のプロフェッショナル集団」です。
相続は、ご家族の問題にに非常に密接にかかわるものであるからこそ、人間関係、財産をはじめ、目まぐるしく状況が変化し、それに迅速かつ的確に対応していく必要があります。
司法書士法人TOTでは、東京都の相続問題について、豊富な経験とノウハウを持つ各専門家をネットワークする相続スペシャリストがお客様の問題を多角的にサポートし解決いたします。
債務控除
司法書士法人TOTが提供する事例・相談内容
- 相続税 不動産
相続税や贈与税を計算するときに、相続や贈与などにより取得した不動産...
- 不動産の名義変更、登記
共同相続人間で遺産分割協議が成立した後に相続登記を行うのが一般的で...
- 相続トラブルを防ぐ方法
遺言書がある場合にはまずは遺言の内容が最優先されます。 「特定の世...
- 相続人
現行民法では、相続人は、すべて法律によって定まっており、遺言など被...
- 指定分割
遺言で分割方法が指定されているか、または分割方法を定めることを第三...
- 遺産分割
相続人が複数あって、遺産が共有となっている場合に、相続人間で遺産を...
- 節税
司法書士法人TOTでは、相続税の節税に関してのご相談については、税...
- 相続の順位
相続第1順位・・・被相続人の直系卑属(ひぞく) ・被相続人の子供(...
- 再婚後の相続はどうなる?
再婚後に元配偶者や新しい配偶者が死亡した場合、元配偶者との間にあっ...
- 相続 農地
平成21年「改正農地法」が施行されました。 この改正農地法によって...
- 相続登記の基礎知識
相続が発生すると、多くの場合、不動産の名義変更、すなわち相続登記の...
- 物納
租税などを物で納めること。統計データからは、相続財産に占める割合と...
司法書士法人TOT(東京都/神奈川県)|債務控除